ギャル曽根中生

苦い銭のギャル曽根中生のレビュー・感想・評価

苦い銭(2016年製作の映画)
5.0
良すぎて劇場で見て、家帰ってもう一回見た。野良犬のようなキャメラ=視線。本当にお金の話ばかりだけど、肝心の現ナマ自体は一度きりしか姿を見せない。

自分はどんな服でも作れるんだ、なんて豪語したかと思いきや、急に「社長は何百元も稼げる人間を求めている。ただ俺は数十元しか稼げない。俺は(作業が)遅い…」ってめちゃくちゃ悲観的に、自分の職能のなさを嘆く青年が本当に最高で、愛しくて仕方がない。

「家に帰るのか?」「職探しを…」「見つかったか?」「いや仕事をすべきかどうか悩んで…」