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愛の喪失/ネヴァー・エヴァーのirtkkのレビュー・感想・評価

3.5
パウロ・ブランコ プロデュース、マチュー、ジャンヌ・バリバールと揃えば観ないわけには。
彼が伝えたかったことは存在していたということ。
彼女は孤独感とは別の感情を乗り越えようと試みている。彼を失ったという喪失感?彼の思考への共感?彼の服を着て彼の仕草を真似て彼の煙草を吸ってみる。彼が走ったスピードを感じてみる。彼との会話を辿る。その時が来るまではあの家を去ることは出来ない。然るべき時が来て、それしてパフォーマンス作品として昇華される。ブノワジャコ監督は彼に永遠の命を与えることとなったと表現してた。
彼女がアーティストという設定が特異だ。
ローラを演じた女優さんがシナリオを担当してると聞いて感嘆。
最後まで不穏な物音が何を示してるのか私には上手く掴めなかった。
葬儀中の嫌がらせはチャーミングだった。笑
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