香港アクション映画の雄、ダンテラムの作品を見るのは初めて。世評通りの激しく切れ味抜群のアクションを堪能した。ジャッキーチェンの作品、インファナルアフェア、男たちの挽歌などアクション映画の傑作を生み出してきた香港映画は、中国への返還を境に死んでしまったものと思っていた。
大きな見せ場は３つ。情報を得るために対立組織に囚われている麻薬王の幹部を奪還するシーン、麻薬組織と偽取引を仕組むショッピングモールのシーン、ラストの麻薬王の本拠地に乗り込むシーン。最初の２つに比べるとラストが物足りなく感じたのは残念。前２つが市街戦だったのと比較し、最後はジャングルの中で建物が掘立て小屋にしか見えず、ちゃちいと感じたせいかもしれない。
