ボナペティ男

オペレーション・メコンのボナペティ男のネタバレレビュー・内容・結末

オペレーション・メコン(2016年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

 タイ、ミャンマー、ラオスの中間、大麻薬産地"ゴールデン・トライアングル"。
 メコン河を航行していた中国船が襲撃を受け、乗組員ら13名が殺害。事態を重く見た中国は三国との協力を得て、捜査を進めていくことになる。
 中国が選出した公安カオ(チャン・ハンユー)は、数名と一匹からなる部隊を引き連れ現地へ。現地で潜入捜査を行なっていたフォン(エディ・ポン)と合流し、事件の解決を目指す。

 舞台は『トロピック・サンダー』と同じくして、ジャンルは真逆。実際の事件で逮捕されたノー・カームは2003年に処刑されたとか。やっぱり日本含めアジアは犯罪の温床なのかもしれない。
 主演は『孫文の義士団』の孫文として全く記憶に残っていないチャン・ハンユー。

 なんだかちょっと腑に落ちない感じ。結局見所はシャオティエン(犬)が全てだし、銃撃戦とかも緊張感ない。なんでそれで当たらないだろうとか、なんでそれで当たるんだろうとか。車がぶっ壊れたりとか、建物が爆発したりとかはよかったと思う。それにしても銃撃戦が見所ないのが何より痛い。
 終盤でフォンが撃たれるところなんか、突っ立ってリロードしてたら撃たれるでしょうと。死にてぇのか。そのあと死ぬけど。
 部隊員それぞれの活躍はあるんだけれど、まばらに作られ過ぎて印象に残らないしなんだかなぁと。全編通して、そうなん? それでいいの? みたいな気分で観た。何より現地警察にバレないようにバカスカ銃撃つってどうなん?

 途中の死亡フラグはきっちりと回収して終幕。
 ポスターやらジャケットやらで惹かれて観始める肩透かしくらう。
ボナペティ男

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