このレビューはネタバレを含みます
タイ、ミャンマー、ラオスの中間、大麻薬産地"ゴールデン・トライアングル"。
メコン河を航行していた中国船が襲撃を受け、乗組員ら13名が殺害。事態を重く見た中国は三国との協力を得て、捜査を進めていくことになる。
中国が選出した公安カオ(チャン・ハンユー)は、数名と一匹からなる部隊を引き連れ現地へ。現地で潜入捜査を行なっていたフォン(エディ・ポン)と合流し、事件の解決を目指す。
舞台は『トロピック・サンダー』と同じくして、ジャンルは真逆。実際の事件で逮捕されたノー・カームは2003年に処刑されたとか。やっぱり日本含めアジアは犯罪の温床なのかもしれない。
主演は『孫文の義士団』の孫文として全く記憶に残っていないチャン・ハンユー。
なんだかちょっと腑に落ちない感じ。結局見所はシャオティエン(犬)が全てだし、銃撃戦とかも緊張感ない。なんでそれで当たらないだろうとか、なんでそれで当たるんだろうとか。車がぶっ壊れたりとか、建物が爆発したりとかはよかったと思う。それにしても銃撃戦が見所ないのが何より痛い。
終盤でフォンが撃たれるところなんか、突っ立ってリロードしてたら撃たれるでしょうと。死にてぇのか。そのあと死ぬけど。
部隊員それぞれの活躍はあるんだけれど、まばらに作られ過ぎて印象に残らないしなんだかなぁと。全編通して、そうなん? それでいいの? みたいな気分で観た。何より現地警察にバレないようにバカスカ銃撃つってどうなん?
途中の死亡フラグはきっちりと回収して終幕。
ポスターやらジャケットやらで惹かれて観始める肩透かしくらう。