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蜜の宮殿のodyssのレビュー・感想・評価

蜜の宮殿(2015年製作の映画)
2.0
【逝けそうで逝けない】

DVDにて。日本では劇場未公開。
アメリカ映画、ジャレッド・コーン監督&脚本、2015年、91分、原題は"Bound"。

父の経営する会社に勤務する女性ミシェル(カリスマ・カーペンター)は、大学進学を控えた娘とふたり暮らし。セックスフレンドはいますが、あるとき偶然ライアンという男と知り合って軽いマゾ・プレイにのめり込むあまり、仕事の相手との約束をすっぽかし・・・

現代風にヒロインはキャリア・ウーマンになっていて、仕事の描写もそれなりにありますが、肝心のセックス・シーンがイマイチ。主演のカリスマ・カーペンターは綺麗ですけど、あまり肌をさらしていないし、大事なところでは顔だけしか映していないなど、この手の映画としては物足りない。こういう映画なんだから、もっと出し惜しみしないで見せなきゃダメですよ。結果、逝けそうで逝けない映画に。いけませんね(笑)。

ヒロインはセックスだけでなくビジネスのほうでもかなりヤバくなっているのに、最後は一転してうまく行くという安易な展開。

一言でいうと、映画作りに芸がありません。日本で劇場未公開なのも、当然かと。
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