群青

ザ・マジックアワーの群青のレビュー・感想・評価

ザ・マジックアワー(2008年製作の映画)
3.1
嘘はつき続けると真になる。とまではいかないが勘違いが勘違いを呼ぶコメディ。

とにかく魅力は佐藤浩市演じる村田だ!誰もがナイフのシーンをまず挙げるんじゃないかな?笑
とにかく笑える。
しかもこのシーン、とても難しい。村田は三流役者という設定。そんな彼が大抜擢された主演でそのキャラのメインのシーンと来ている。彼なら全身全霊をかけるのだが、その全身全霊さがそもそも三流の域をでないのであって、それを一流俳優の佐藤浩市が演じる、という笑 この絶妙なバランス感覚をこなす佐藤浩市はほんっとうまいなー笑

あとはやっぱりラストだよね!マジックアワーは誰もが一度は訪れる筈のの人生最高の瞬間。この時かれは本当に俳優になれた、のだとおもうとほんのりジーンとなる。

三谷幸喜監督は安定していると思わざるを得ない作品。
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