まーしー

スリープレス・ナイトのまーしーのレビュー・感想・評価

スリープレス・ナイト(2017年製作の映画)
3.5
舞台は眠らない街ラスベガス。
カジノを経営するマフィアからコカインを盗んだ刑事(ジェイミー・フォックス)が、報復措置としてマフィアに息子を誘拐される。
息子を救出するため、単身でカジノ会場へ乗り込むが……というノンストップ・アクション。

登場人物たちが、それぞれ何かに追い詰められていくところがスリリング。
主人公の刑事はギャングから、そのギャングは麻薬王から、その麻薬王は自身の父親から、それぞれプレッシャーをかけられる。時間との戦いを意識させられるところも良い。
また、敵・味方の入れ替わりが激しく、情勢の優劣が二転三転するところも好印象。

激しい銃撃戦やカーチェイスなど、次から次へと繰り広げられるアクションも観る者を飽きさせない。
閉鎖的なカジノ会場を舞台に、逃走劇(追跡劇)が繰り広げられるところも新鮮だった。

妻子から愛想を尽かされている主人公や黒幕の存在など、内容は既視感あるものばかり。
しかし、王道の内容であるが故の安心感もあり、個人的には好感が持てた。
90分程度で気軽に観ることができるので、アクション好きにはオススメしたい作品。