いわゆる「ドル箱三部作」とか「名無し三部作」と呼ばれる作品の1作目。
単なる西部劇というジャンルに留まらず、マカロニ・ウェスタンというコンテンツを確立させた作品と言ってもいいだろう。
そしてセルジオ・レオーネ、クリント・イーストウッド、エンニオ・モリコーネの名前を名前を知らしめた作品でもある。
マカロニ・ウェスタンの作品に触れるならば、まずこの作品をお勧めしたい。
上映時間も100分程度と、他の「ドル箱〜」2作品よりは見やすい。
そして黒澤明監督の『用心棒』からインスパイアされた作品なので、そりゃ面白くないわけがない…無許可だけど。
一方で単に西部劇版『用心棒』という安易なリメイクとも言い切れない魅力がこの作品にはある。
時代劇ではない、そして本場の西部劇でもない、イタリア産西部劇だからこその魅力はもっと評価されるべきことではなかろうか。