斎藤工さん。
いつかのテレビ番組で、
「ああ、この人は映画が大好きな
変な人だ」と思ったのだけれど、
やっぱり変な人だ、と思いました。
いつの時代なのか分からない、
少し古い雰囲気。
ザ・邦画、な色。ざらつき。
最初のフォーカスのズレは
ワザとなんだろうか。
配役が絶妙。
インディー感の残る、良い映画。
ハナレグミを
笹川美和さんというシンガーが歌う。
良い声。
父を反面教師にした兄と、
そこかしこに父を引き継ぐ弟。
(と、私は思いました。恋人に対する感じとか。)
葬儀当日のお母さんが本当に素敵。
とても「昔の女」ですけど。
ハイライト、ほんとに泣ける。
リリー・フランキーさん、
どこまで多才なんでしょうか。
映画が大好きな、変な人が撮った邦画。
印象に残る一本。