我人生の映画、ベスト30に入りそう。
主人公が黒人で、もちろん、黒人差別への警戒は映画冒頭からあるのだけど、徐々に、エンタメホラー感、黒人差別を内面化してしまい神経質になる様子、黒人差別をしないと両手をあげながら黒人として生きることに土足で踏み込む者たち、しかし何処かにあるはずの白人による黒人への歪んだ憧憬、それらが小気味よく混ざっていく。
最後、愕然とする展開に見えたとき、
とても及ぶ恐怖ではないだろうけど、黒人として生きることの視界が理解できる気がした。
同時に、
こんなにエンタメホラー韓国に振りながら、黒人差別を受けて生きることを観客にみせられるんだ!映画って、すごい!と感動した。エンタメだから、できたこと。なんですかねー。すごくよかった。