ゲット・アウトのAyumiのネタバレレビュー・内容・結末

ローズの実家に着いた後の何とも言えない気味の悪い雰囲気が印象的。パーティーの客たちも、表面上はクリスに好意的だけどその薄っぺらさが気になる、でもその感覚を説明できない、みたいな直感で分かる人間の不気味さが観ていていい意味で不安になった。

後半以降はクリスとロッド以外にまともな人間がいなかったから、ラストにローズを殺しきれないクリスの人間味が逆に浮き彫りになっていたのも良かったと思う。

まだまだ人種差別の残るアメリカでこの作品が作られたこと、従来とは違って白人が黒人のフィジカルさ才能に憧れる、というシナリオが新鮮だった。

泣きながら笑顔を浮かべるジョージナの表情はしばらく頭に残りそう。