クリスは恋人のローズと付き合って5ヶ月が経ち
家族へ挨拶をする為に彼女の実家へと向かう。
黒人であるクリスを優しく迎えてくれた家族達。
そのままクリスはこの家で毎年行われている
親睦会に参加することになるのだが、
クリスは拭いきれない妙な違和感を感じていた。
そう、この家族は、この家に関わる人は、
どこか、何故か様子がおかしいのだ――
🐾
これは2週目で全然印象が違うだろうな😳
クリスの免許証を見せたがらないローズ、
明らかに言動に違和感のある使用人達や
親睦会の際に急に怒りだした黒人男性の
「出ていけ(GET OUT!)」の台詞等……
そんな見てて感じる違和感が
後半の展開で綺麗に解消されて衝撃。
どこか薄気味悪くて先の読めない展開は
スリラーとしてもかなり楽しめた。
そして黒人が抱える社会的メッセージとして
多くの隠喩が込められている所も魅力の一つ。
近年の黒人種を取り扱った作品では
その多様性影響の強さから、
キャンバスに黒人を目立つように描いた様な
ただ登場させただけの印象を感じてしまう。
本作は物語に強い隠喩メッセージを込め
視聴者の意識や考えに強く訴えかける事で
その問題を知ってもらう狙いがあるそう。
直接的でなくてもテーマを持たせるあたり
これこそが映画作品だなって思えた。
