ザ・シネマ「緊張の夏、不穏の夏～凍えるスリラー特集」
黒人青年が白人の恋人の実家で体験した恐怖とは。アメリカの根深い人種差別を背景に描く衝撃ホラー。
朝イチ『ミシシッピー・バーニング』を見た流れで続けて人種差別モノをチョイス。
まったくの別物で驚き。そして理解すればするほど面白い(3回鑑賞)。解説推奨だったので調べたところ、まさに微に入り細を穿つ丁寧設計。
アメリカ直近の事件が関わるフラッシュとチョークスリーパー。
本来のラストとロメロさんのナイト・オブ・ザ・リビングデッド。
鹿 免許証 綿とスプーン ミルクとシリアル スポーツや健康体 etc.
表層のセリフや妖しげな術だけで済ませてしまっては損する作品。やっぱり解説考察推奨作品。
製作国である米国人にとっては解説なしでも理解できる心理や社会現象なのかな。
引越しや大晦日にソバを食べるとか説明なしで分かる日本人みたいな。
ホリデイ・ホラーなどと違い、社会面ニュースや時代の空気は体験者でないとなかなか分かりづらい。逆を返すと、ただ単にホラー作品を見たつもりが背景にある歴史や現代社会を知ることになった。これは素晴らしい。
次のチョイスは、さらにニッチなご当地ものにしよう。
→『翔んで埼玉』再鑑賞
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