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ムーランのharuのレビュー・感想・評価

ムーラン(2020年製作の映画)
3.0
女戦士ムーラン。

幼い頃から強い「気」を持ち、武術に優れていたムーラン。しかし強すぎる娘の将来を心配した父から「気」を隠すよう言われてしまう。数年後、皇帝を恨む柔然族の侵攻を阻むため、国は各家一人ずつ男子を出させて軍隊を作ることに。ムーランは脚が悪い父の代わりに、男と偽り軍に入隊するが…

「ムーラン」の実写版。
とんでもなく豪華すぎるキャストで、さすがディズニー!上司ジェット・リー、師匠ドニー・イェン、敵(だけど優しい)コン・リー。もうこれ強くなるしかない。
さてストーリーの大筋は、アニメ版とほぼ同じですが、設定に相違が。まず本作のムーランは特殊能力があり、元々強いという点。アニメ版のムーランは努力で強くなっていき、それによって仲間にも認められていくという流れなので、そもそものキャラクターがわりと違う。実写だとアクションで見せないといけないので仕方ないと思いつつ、やっぱりアニメ版の方が親近感が湧く。そして何と言っても、ムーランが髪を切らない!イマドキ髪の長さなんかどうでもいいんでしょうが、あのシーンでムーランの覚悟がめっちゃ伝わるのに、本作ではわりとサクッと旅に出る。まぁ元々強いし、結んだら同じだし、と準備してた涙を渋々引っ込めましたが…やってほしかったなぁぁぁぁあ!!
他にもムーシューいねぇ!とか、コオロギ食わねぇ!とか、そもそも歌わねぇ!とか、いろいろあるんですが、本作の良い点はやはりドニー・イェンのアクションですね。一人だけ明らかに違いました。キャラクターも謎にスーパーポジディブだし、もう正直彼がシャン隊長代理でも良かったくらいですよ、私は!
ということで本作を見て、自分がアニメ版をどれだけ好きなのかを知りました。
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