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ムーランのmoonのレビュー・感想・評価

ムーラン(2020年製作の映画)
3.0
予告編を劇場で観た時から その迫力に 絶対に劇場で観たい!と願っていた本作。
しかし なんということか!劇場公開は一切なく配信のみの公開となると知り、何故?!の疑問が、つきまくり…
料金が、高いとは思ったが、家族で観れば割安でしかも複数の機械(iPadなど)で視聴可能だということ。
で…家族で55inchTVで部屋を暗くして鑑賞する。


先ず ムーラン役の女優さんが 綺麗で凛々しくカッコいい!口元が可愛い!彼女の口元をずっと(笑)観てしまった😅
途中化粧姿が出て来るけど、あの化粧はホントに考証済なの?非常に不細工に見える(笑) 彼女はすっぴんが魅力的!

映像で気になったのは、映画というより 何故かTVドラマ?を見てるような画質。あれ なんでだろう?そして 4Kを意識した?ような 村人達のカラフルな衣装が、「麒麟が来る」みたいでなんだか違和感あった。当時 こんなにもカラフルな服着てたのかなと…。そしてムーランの村の住民が住む?円形のドーム型の建物も 不思議。あそこだけファンタジーの世界。結婚相手は何処から?あの中に住んでたら皆 家族みたいに知り合いじゃん?

などと ストーリーとは関係ない所ばかり気になった(笑)
魔女や鳳凰など出て来るのだから やっぱりファンタジーなんですよね?ディズニーでした!でも…音楽(歌)無し。う〜ん…

何処から現実で何処が、CGなのか分からなかったが砂漠や虹色の山(これは実際にある)などの風景はスケールが大きくて圧巻だった。また、ムーランが水浴びするシーンが、美しい。中国の都の風景も凄い!

さて 一番期待したアクションシーン。
敵の騎馬軍団がなかなかカッコ良い!家族の中から「山の民じゃん」などの声も(笑)
「キングダム」の続編もあるから やっぱりなんとなく気になった(笑) もしかしたら凄い人数のエキストラを使って もの凄いスケール感で圧倒されるのか?そしたら予算的にはディズニーには全く勝てない日本の映画は比べられ 辛くなるかな?と危惧してたが、え?というくらい戦いのスケールは小さかった。というか剣術戦や騎馬戦を期待していたのに、まるでパルクール?!屋根から屋根へと飛び移る!
敵との最後の戦いも なんでアレに乗る?必要性ないんじゃない?と思ってしまった。

ムーランが、自分を偽ることを止めて髪を解くシーンはカッコ良かった。そして、城内に駆け込む姿が、「キングダム」の嬴政と被って(笑)長髪で戦う姿って やっぱりカッコ良いなとか…アクロバティックなシーンは綾瀬はるかさんがやっても似合うだろうなとか…思って観た。

で、最初の疑問。なぜ この映画が劇場公開でなく配信になったか…なんとなくわかった気がした。
風景のスケールは圧巻でも、戦いのスケールが今ひとつ。そして、鳳凰のCGがディズニーらしからぬ 薄っぺらな印象で 何故あの鳥がムーランの導きをしたかもハッキリしなかったり、魔女の役割も必要だったか分からなかった。ストーリーも単純。
また 観たい と思える出来ではなかったように思う。だからかな?と…。

ここ数年?ディズニーは強い女性をこれでもか!というくらい描いている。
強い女性も素敵だけど、たまには愛に生きるような主人公の物語も観てみたいなと思った。




※小太りな仲間が霜降り明星のせいやさんに見えておかしかった※
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