あきしげ

道士下山のあきしげのレビュー・感想・評価

道士下山(2015年製作の映画)
2.5
主人公はいる意味がほぼない。

良かった点。

・カンフーアクション
・CGとの融合
・リン・チーリンの美しさ
・アーロン・クォックとチャン・チェン

悪かった点。

・主人公が物語の中心にいない
・エピソードがぶつ切り
・劇中の時間経過が分かりづらい
・今一つ物語へ入り込めない

ワン・バオチャンが一応主人公。
別に主人公である必要性がないように感じる。
きっかけ程度の活躍しかなかった。
もう少し頑張ると思えばそうではなかった。

アーロン・クォックが中盤の主人公。
何かを悟ったような表情が印象的である。

終盤の主人公はチャン・チェン。
力強い表情はやはり上手いと感じる。

ユン・ワーの悪役は良さそうで微妙な感じ。
キャラクター設定が非常に甘い。
悪役としても微妙な印象を与える。

リン・チーリンは本当にオマケ程度。
それでも美しい容姿と抜群のスタイルを持つ。
観られただけでも充分と言えるだろう。

本作のカンフーアクションは悪くない。
ただ、目新しいモノは一切なくて地味な展開。
人の領域を平然と超えるけど地味に感じる。
終わり方が爽やかだが伝わってこない。

そして、ジェイシー・チャンは本作が最後。
中国では薬物で捕まると復帰はほぼない。
なので本作がジェイシー・チャン最後の映画。
父ジャッキー・チェンとそっくりすぎる。

本作は映画で収まるような物語ではない。
連続ドラマにすれば魅力的に映るはず。
逆に映画の尺でやるには情報が多すぎます。
だからと言って映画のシリーズ化もムリ。

新しいモノがないので全体的に微妙。
あきしげ

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