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日本人の勲章のlemmonのレビュー・感想・評価

日本人の勲章(1955年製作の映画)
4.5
冒頭のショットからカッコいい。
列車走行からの、
小さな西部の村に降り立つスーツ姿の男。
村人たちは不穏な面持ちで彼を見つめる。

ボーグナイン、マーヴィン、ブレナン、ジャガーといぶし銀の俳優たちがさらりとカメラに映し出されていくだけで胸躍る。

物語は最初はまったく掴めない。
だが、話が進むにつれて想像力を掻き立たせられ、何かがあったことだけが十分に伝わる。
それだけで十分。

サスペンスにクールなアクション。
スペンサートレイシー、カッコ良すぎでしょ。

「日本人の勲章」とつけられた邦題がじんわりくる。
頑なに外さない左ポケット。

小粋さ満載だった。


最後に、ロバートライアンとボーグナインの悪役に徹する姿勢にも敬意を。観ている間はめちゃ腹たったけど😤。
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