じぇんぬ

陰陽師~呪詛返し~のじぇんぬのレビュー・感想・評価

陰陽師~呪詛返し~(2001年製作の映画)
3.7
【陰陽師にまつわる因果と事件の真相】

割とクソ真面目な内容らしく、「ノロイ」のようなドキュメンタリー番組形式なのでエンタメ性は期待しないでください🤔

個人的にはめっちゃ好みで、特に後半副題にもある”呪詛返し”がスリリングで怖い。
心霊描写はないから、ホラー苦手な人でもOKだけど昔ながらの教育番組っぽくて退屈すると思う(笑)

【あらすじ】
”陰陽道”にまつわる歴史や呪いについて、現代にいまだ残る呪いを様々な観点から検証していく。
実際に起きた不可解な事件は本当に呪いのせいなのだろうか・・・

【感想】
白石監督のレビュー作ということで、「ノロイ」に近しい雰囲気がとても肌に合った。

再現VTRとか出演者にモザイクがかかったり仮名だったりでガチのドキュメンタリー見ている気分でした。

作品内に登場する”セーマン/ドーマン”とか実際に存在したもので、犬神や式神の話も真っ当。

京都の安倍晴明神社とか行ったことあるし、どこまでガチで作っているのか監督のスタンスは謎のままだけど
それが初見の人には恐怖ポイントになるよね。

普通に陰陽道や安倍晴明について勉強になるけど、興味をそそるような編集やナレーションではないので
後半30分ぐらいの呪詛返しパートだけ見たらいいんじゃないかな?

あと2作あるけど、ふぃるまでレビュー書いてる人するな過ぎて心配www
見るたびに犠牲者でも出てるの・・・?

【メモ】
・「社(やしろ)にはむやみに手を合わせないこと」
 →何が祭られているか分からない(犬神など)

・陰陽師とは
 →悪霊退治や祈祷、呪術や厄払いを行う神官の一種

・犬神とは
 →飢餓状態の犬の首を切り落とし、道端に首を埋め人々がその道を従来することで
 怨念の増した霊として呪いに使用された。
 つまり犬の霊で憑き物。
 (犬神家ってけったいな名前だな・・・)

・式神とは
 →陰陽師が使用する鬼神(目に見えない精霊、または恐ろしい神)のこと。
 人の善悪を監視するう役割を持つ。
 (「結界師」のイメージ強かったからなんかコレジャナイ感wwww)

・針法とは
 →かなり強い呪いの儀式。
 粘土でヒト型を作り、各部位に決められた本数の針を刺し長い呪いの言葉を唱える。
 (これはネットで調べてもヒットしなかったから架空の儀式かな?)

・呪詛返しとは
 →呪い(呪詛)を返すこと。
 呪詛返しを受けると、術が何倍にもなって跳ね返る。
 呪詛を返す行為はプロでも時間がかかるようで、修行を積んだ霊能力者に頼むしかない。

 失敗すると両者共々死に至る。
 今回の場合は現存する陰陽道を引き継いだ者が2週間以上かけて呪詛返しした。
 (そう思うと「カルト」のNEO様ってすげえんだなwwwww)
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