このレビューはネタバレを含みます
スペンサー・トレイシー主演の名作サスペンス。制作は55年で、67年の『夜の大捜査線』に先駆けた田舎町での孤高の捜査。
悪役俳優たち、リー・マーヴィン、アーネスト・ボーグナイン、ロバート・ライアンな…
上映時間僅か80分弱ですよ。
確かに話はシンプルだが、無駄のない構成と次がどんどん気になる展開に常に画面に惹きつけられる。
特に冒頭は無駄のない完璧な入り。
それと観客にストレスをかけ続けてからの絶…
田舎町で起きた日本人差別の末の殺人、事件の真実を探る来訪者を排斥しようとする町人、二重のゼノフォビアを描く初期のポスト西部劇
今観ると善悪観のバランスがどうしても甘く感じるが、社会派要素を取り込んだ…
かの"PTA"改めポール・トーマス・アンダーソンが、"20年映画学校に通うよりも
本作から学べることの方が多い"と評し、アンダーソン自身が若き頃に本作及び本作の音声解説を繰り返し見て映画のノウハウを…
謎の来訪者も秘密を抱える住民もお互い相手のことがわからない緊張感一本で突き進む。流れ者の話は西部劇的でもあり、「怖い田舎」映画でもあり、社会派サスペンスでもある。それにしてもスペンサー・トレイシーv…
>>続きを読む後に「荒野の七人」「大脱走」を生み出す巨匠ジョン・スタージェス監督による異色の西部劇。スーツ姿の主人公は馬にも乗らず銃も持たない。
汽車が停車!?
それだけでざわつく町。
それもそのはず。この地に…
常に片腕を隠したトレイシーが醸し出すサスペンス、よそ者に殺気立つ町との距離が詰められると暴力が生じる。列車を降りる/乗るという単純な反復過程から、エモーションを微塵も感じない頽廃感がゴーストタウンの…
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