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光のmitzのレビュー・感想・評価

(2016年製作の映画)
1.5
東京の離島に暮らすある秘密を共有する3人の少年少女。ある日、島を津波が襲い島を離れた彼らが再び25年後に再会し、当時の事件に翻弄される物語です。
とにかく瑛太の独壇場です。父親の暴力に苦しみ、情緒が定まらず狂気に満ちた人物像を演じきっています。が、それ以外の出演者が(平田満以外)漏れなく喰われてしまい非常にチグハグな印象を受けます。特に橋本マナミの演技力は平凡以下にも関わらず、濡れ場で乳首すら見せない性根の悪さにイライラします。子役も不気味です。
また登場人物たちの醜い掛け合いを助長するジェフ・ミルズによる不協和音や意図のわからない回想(妄想)シーンなど、理解し難いキチガイ演出が永遠と続きます。
脚本・演出・キャスティングが過度に融合していないため中盤から「狙っているのか?」とさえ思えてくる稀有な作品です。
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