クモ怪人

光のクモ怪人のレビュー・感想・評価

(2016年製作の映画)
3.5
この作品は刺激を求め、胸糞感に浸りたい方、必見の作品だ。ゲスい。ゲスい。登場人物、皆、ゲス黒い。見た目は人間だけど中身は獣か悪霊か。それとも、これが人間の本性なのか。

大森立嗣監督が人間のふりをした”バケモノ”たちを不快感たっぷりに描く。瑛太の目に狂気が宿る。井浦新もサイコパス野郎を、長谷川京子は妖艶な男殺しを演じる。橋本マナミもビッチィな人妻を演じ、柔肌を限界まで披露する。

ドロドロ、ヌチャヌチャしている。汗や獣のような匂いもする。湿度も高い。スカッとさわやかの対極にある作品にモヤモヤ、鬱々とする。

タイトルは「光」だけど、どこに光があるのか。タイトルは「闇」に決定だっ、バッキャローッ!
クモ怪人

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