成瀬作品の中では異色の題材だが面白かった。小林桂樹が新珠三千代に浮気を告白する停電のシークエンス、殺人を告白するトンネルのシークエンスが特に良かった。ラストの海辺の場面、苦さと怖さがじわりと浮かび上…
>>続きを読むある出来事を生活の一コマの中にごくありふれたこととして描き、人間の愛も、脆さも恐ろしさも、境界線の曖昧さを自然にグロテスクに描いた逸品。
長い付き合いのある2組の夫婦のうち、1人の妻が何者か…
田代(小林桂樹)と杉本(三橋達也)は20年来の親友同士。
ある日、杉本の妻が何者かに殺害されてしまう。
犯人が身内に殺害を暴露してからの展開が面白過ぎた。
いやーしかし、〇してしまう杉本、器が大…
本作において誰が犯人か(表情見てれば誰がやったかわかるし)ということよりも、人間の脆さや弱さとかいちばん近しい他人としての夫婦がどう共に生きていくべきかの方を注視していた方がいいのではなかろうか。た…
>>続きを読むまず、林光の例によって激メロウテーマ!
さゆり、エッッッッッッッッッ
個人的に揃ってると嬉しい小林、加東、藤木😭をはじめ、三橋、草笛もほんとすこ
二人配置の構図がしつこいぐらいのキメ方
ビア…
批評会に臨むために見た成瀬晩年の作品。
ヌーベルヴァーグの若手が、映画界を席巻する時代にあり、対抗するように撮ったのではとおもわせる作品。成瀬らしからぬフィルムノワールな味わいは、晩年ながら野心作で…
『女の中にいる他人』新珠三千代を迎えた心理ミステリー。コントラストが印象的なカメラワークなど様々な映像技巧で罪悪感を煽る。成瀬の晩年のチャレンジで増村保造っぽい女性ノワールというような趣向でなかなか…
>>続きを読む初見は、池袋・新文芸坐「成瀬巳喜男監督特集上映」で鑑賞🎥
新珠三千代の名演が光る成瀬巳喜男監督の大傑作‼️✨
印象的だったのは、終盤の「花火」と並行しての『ウイスキーをくれないか』という小林桂樹…
トンネルでの告白シーンがこの映画の白眉。ラスト近くなると、夫のモノローグ→友人の演説→夫婦の議論→妻のモノローグ、と台詞による説明が延々と続いて、成瀬らしくもない。せっかく打ち上げた花火もちっとも鮮…
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