刑事コロンボと同じ方式で、冒頭から犯人がわかってしまう。刑事コロンボの場合は、追う側(警部)からだが、この映画の場合は、追われる側(犯人)から描いている。
顔面蒼白、茫然自失状態で歩道を歩いている、…
題名と内容がいま一つ合致しないような気もするけれど。
怪獣映画で観ていた若林映子は顔のつくりも大きくてバタ臭い顔で、子どものわたしは星由里子の可憐な姿の方に気が行ってしまう。が、もはや幾多の困難を…
このレビューはネタバレを含みます
フラッシュバックの使い方として、そのFBが本筋から独立したシーン、所謂観客の優位性を担保するためのシーンとして扱われるのはどうにも見てられない。
しかし、この映画のそれは人物の中にしか存在し得ず、ま…
このレビューはネタバレを含みます
成瀬好きが高じて遂にMasterworksが入ったDVD Boxを買ってしまった。本作はその中の一作、まだ観たことのない作品。この作品を観て真っ先に感じたのは、本作が今までの成瀬の得意な演出を基にし…
>>続きを読む小林桂樹が重い足取りで街を歩き、入った飲み屋でバカでかいジョッキを憂鬱に飲み干すシーケンスを観て「たぶん良作だろう」と見積もったがアタリだった。
クレジットに若林映子がいたので喜んだのもつかの間、死…
成瀬巳喜男監督×小林桂樹&新珠三千代主演による心理ドラマ。田代は、妻・雅子、息子、娘、母親と平凡に暮らすサラリーマン。20年来の親友・杉本は、赤坂で田代が飲んでいるのを見かけ、合流する。田代はなぜか…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
サスペンス要素はあまり重要ではなく、主要登場人物たちが、いかに「自分の気の済むように生きるか」という、割と自分勝手な人たちの映画ではあった。ただ、なんとなくラストまで見せ切ってしまうのはさすが。新珠…
>>続きを読む成瀬作品の中では異色の題材だが面白かった。小林桂樹が新珠三千代に浮気を告白する停電のシークエンス、殺人を告白するトンネルのシークエンスが特に良かった。ラストの海辺の場面、苦さと怖さがじわりと浮かび上…
>>続きを読むまず、林光の例によって激メロウテーマ!
さゆり、エッッッッッッッッッ
個人的に揃ってると嬉しい小林、加東、藤木😭をはじめ、三橋、草笛もほんとすこ
二人配置の構図がしつこいぐらいのキメ方
ビア…
批評会に臨むために見た成瀬晩年の作品。
ヌーベルヴァーグの若手が、映画界を席巻する時代にあり、対抗するように撮ったのではとおもわせる作品。成瀬らしからぬフィルムノワールな味わいは、晩年ながら野心作で…