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女の中にいる他人のodyssのレビュー・感想・評価

女の中にいる他人(1966年製作の映画)
2.0
【筋書き展開が見えてしまう】

エドワード・アタイア原作、成瀬巳喜男監督作品。1966年、モノクロ・スタンダードサイズ。 

鎌倉で中流上層の暮らしを営む平凡な家族。しかしその夫(小林桂樹)の親友(三橋達也)の妻(若林映子)が何者かに殺されるという事件が起こる。 それ以来態度がおかしくなった夫を案じる妻(新珠三千代)。やがて事件の真相が明らかになったとき、妻は・・・というような筋書きだけれど、事件のからくりそのものは最初から見えており、心理サスペンスといってもあまり意外性も、また迫真性も感じられない。

私としてはむしろ、当時の鎌倉に住む中流上層家庭の暮らしぶりだとか、そういった風俗面に注目しながら見ていました。
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