ちろる

私の窓のちろるのレビュー・感想・評価

私の窓(2016年製作の映画)
3.4
長野に戻りおじいちゃんと2人の生活が始まる。麻雀を教えてもらい、時々友だちとダラダラとした時間を過ごす。
ゆっくりとした日々。
何かに急かされていた東京とは大違い。
このままでいいかもと思いつつも、床屋にある大きな窓から町を見ると、また東京へ行こうと・・・
おじいちゃん役の人が本当にずっとそこにいる人のように自然で、全く演技をしていないそのままなのが良かった。

美岬にとって長野の家は永遠と動かずそこにあるもので、もちろんあの大きな窓もそういうことで、でもきっとこの後は戻らないのだろうと思う。こうしておじいちゃんと過ごす日々も大切だけどきっと戻らない。
おじいちゃんが優しく孫を見守るスタンスに胸が熱くなりました。
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