ちろる

呪われし家に咲く一輪の花のちろるのレビュー・感想・評価

呪われし家に咲く一輪の花(2016年製作の映画)
3.3
1人の美しい女性リリーが高齢になったベストセラーホラー作家アイリスの世話を住み込みでする事になる。
少しアルツハイマーの入った雰囲気のアイリスとはコミュニケーションが上手くとれず、だだっ広いお屋敷の中で孤独にポツンと置き去りのような感覚。
不気味な静けさと闇の中で五感を研ぎ澄まさないと感じられない浮遊する霊の追想を描いた詩的な作品で、登場するのは日本人がイメージしそうなテイストのボワッとしたゴースト。
全体的にゴーストの存在が何がしたいか不明で声も囁きボイスで入ってこない。
孤独を求めたリリーがこの屋敷に吸い寄せられるように住む事になった必然なのかもしれないけど、それにしても臆病すぎ。
こんなに臆病なら、私だったらもっと明るい電気買って照らしたりラジオで音楽かけちゃうよ。
ちなみにきゃー!って怖さは一切ない。
たまにゾクってするくらい。
タイトルもストーリーのテイストも好みが感じがしたのに、内容はちょっと浅い気がして残念だった。
眠くなるかもしれないけど夜中ひっそりとした時間にコッソリ観ればホラー感でるのかもしれない。
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