天龍の引退試合はスカパー！生中継で観た。とんでもない試合だった。
この映画の中で鈴木みのるが語る「あいつは、天龍源一郎は、時代と闘って死のうとしてる。そこに俺が選ばれなかったことに腹が立ってる(うろ覚え)」という言葉が全てを物語る、引退ロードの1年。全国津々浦々を周る天龍は、自らの肉体をメジャーインディー男子女子問わずあらゆる選手たちにぶつけ、ボロボロになりながら、龍魂を伝承していく。プロレスとは伝承文化なのだと身をもって伝えていく。
毎日毎日飽きることなく、リングシューズの紐を締め、会場をゆっくりと歩き回る。これまでを噛みしめるように…それだけで涙が止まらない！
映画「レスラー」への言及、前田と戦えなかったことへの悔いを切々と語る。
ジャンボ鶴田への墓参りでは、「俺はもう来ないよ、次会うときは、そっちでな」と…カッコ良すぎるよ！！
最後までプロレスラーであり続けた天龍源一郎のまさに漢としての生き様と、支え続けた娘の紋奈代表の姿はプロレスファンならずとも必見と言える。
