健多郎

破裏拳ポリマーの健多郎のレビュー・感想・評価

破裏拳ポリマー(2017年製作の映画)
3.5
この世に悪のある限り正義の怒りが俺を呼ぶはなし

往年のタツノコプロアニメ、破裏拳ポリマーの実写版
実写版ではありますが、設定は大幅にアレンジされてますね
TV版とOVA版の設定を一部流用した別物として観るのが良いと思います
個人的にはOVA版で実現しなかったポリマー対ポリマーの決着をしっかり着けてくれた点が満足です

タツノコヒーローの実写化となるとアレな印象が付きまといますが、この作品はなかなか良かったです
特に主演の溝端淳平、ポリマーは変身(転身)後も素顔が見えるという事でスーツアクターを使わずに溝端淳平本人が演じていますが、このアクションが思っていた以上に良い
壁や地面を使うポリマーのアクションと、ワイヤーアクションを得意とする坂本浩一監督の相性がバッチリだったというのも理由の一つだと思いますが、溝端さんも相当努力したんだろうなあ…
アクションのイメージが無いだけに良い驚きでした

ハッキリ言ってシナリオはヘッポコでしたが、アクションと俳優陣でそれをほぼ帳消しにできていました
特撮でおなじみのメンバーが出てるだけで特撮ファンとしてはほっこりしますからね~
特に神保悟志さん!まさかオルタナティブ・ゼロの変身ポーズを披露してくれるとは!
ある意味この映画一番の見どころだったかもしれない(笑)
健多郎

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