人種差別はいけないけど宗教差別はオッケイ、という映画。
キモチガワルイ!
アメフトファンなのでこれは見なきゃ!と楽しみにしていたのですが、ぶっちゃけこの映画テーマは何?
人種差別?
神?
アメフト?
どれも中途半端で・・・。
舞台は1970年台前半のアラバマ州。
人種隔離がなくなり、白人と黒人が同じ学校に通うようになった。
ウッドローン校の弱小アメフトチームも然り。(そういえばこのチーム名前ないの?)
新しいコーチとなんの役割かわからないが足の悪いおっさんがやって来て神の教えを説き、選手はキリスト教に熱心に目覚めてゆく。
そんな中、黒人のトニーはランニングバックとして足の速さやサック(タックル)への強さを見せ、才能を開花させてゆく。
話だと思うんだな!
この足の悪いおっさんがマジ熱心なクリスチャンで選手みんなに神のおかげでどうたらこうたらみたいな話をするんですけど、そのベシャリで一発で神に目覚める選手たち(目覚めないやついないの!)その光景がマジサイコで。
それがどんどん広がって学校中、ライバル校にまで波及していって神のおかげでみんな仲良くなった的な話展開になるんだけど、じゃあ神を信じないやつはどうなるのか?
キリストではなく別の神を信じる人はどうなるのか?
そんな奴出てこないわけ!!
これって怖くないですか??
キリスト以外いないんですよこの世界に。
そして全てがキリストのおかげなんですって!
いくら昔の実話とはいえ、2015年によくこんなテーマの映画作ったな、と思いました。
製作陣とスポンサーの気が知れません。
ぶっちゃけ昨年宗教映画として話題になったニコラス・ケイジの「レフト・ビハインド」よりも露骨です。
この実話・・・映画化失敗してる・・・みんな実在してご存命なのに可哀想すぎる。
テーマをどれか一個に絞るかこの3つをうまく結びつける方法があったと思うんですよ。
アメフトシーンは迫力あります。
特に雨のシーンとかロケーションも見応えあり。
特にあんなに近くで一つ一つのプレーを見られるのが良い。
「大人の女子会ナイトアウト」の監督さんなんですね。
どうしちゃったんだろう?
え?
監督、あの足の悪いおっさんの息子かよ!
きもっ!