Maiko

ウッドローンのMaikoのレビュー・感想・評価

ウッドローン(2015年製作の映画)
3.5
「道は一つ」

以前から気になっていた映画で、今回ようやく観られました!

実在の黒人アメフト選手トニー・ネイサンのサクセスストーリーを描いた、実話に基づいた作品です。

1973年、黒人に対する差別が激しいアメリカ・アラバマ州。アメリカンフットボール選手のトニーは、白人・黒人の共学ウッドローン高校に通っています。アメフト部のコーチのジェラルドがチーム内での人種間対立に頭を悩ませていた頃、スポーツ牧師のハンクが現れます。ハンクは、チーム内のわだかまりを解いていき、ウッドローン高校は徐々に試合で連勝を収めるようになっていきます...

淡々としていたけれど、なかなかの良作でした☆実話だからこそ、物語に説得力がありました。全体的に宗教要素が強いので、中には抵抗を感じる方もいらっしゃるかと思います。けれど、私はカトリックの女子校に通っていたこともあり、すんなりと受け入れられました。人種間の対立のあったチームが、キリスト教を通して一つにまとまっていく過程が良かったです。クライマックスの試合シーンも印象的でした。チーム・観客が一つになって祈ることから始まり、トニーがゴールを決めた後に「道は一つ」と掲げられて...大きな一体感が生まれたスタジアムの歓喜や温かさに胸が熱くなりました!

「自分を信じる」
「愛は憎しみに勝つ」
...本当にその通りですね☆

短めのレビューになってしまいましたが、一度観る価値はあると思います!やっぱりスポーツ映画は感動します!!!
Maiko

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