ひらもち

シャーケンシュタイン/フランケンジョーズのひらもちのレビュー・感想・評価

2.0
伝説のサメ映画。全てが酷くて逆に面白い、愛おしい作品。
ナチスがやばい科学者に秘密裏に研究させていたサメが人々を襲う。

最序盤から画像を背景映像に貼り付けるという凄まじい合成技術を見せてくれる。
オープニングは編集ソフトのデフォルトのテキストアニメーションをそのまま使ったような感じ。エンドクレジットもほぼ同じ。

射撃音はあまりにもチープで、YouTuberの動画でしか聞かない効果音も多い。恐らく効果音や合成素材は全てフリーのものだと思われる。

肝心のサメはCGを通り越してぬいぐるみを合成したようなクオリティー。サイズ感もガバガバ。犠牲者の食われ方も適当が過ぎる。おまけに舞台となる海はどう見ても湖か池。

科学者の研究施設はチラシを貼り合わせたような感じ。どう見てもペラペラ。

場面転換のエフェクト、雨の描写、雷の表現もオープニングと同様で、編集ソフト標準搭載の機能を使っている。

誰も興味のないおばさんとサメのお色気シーンには注意。

なぜか一言も喋らない操縦士、1ミリも水中にいるように見えない博士、全くやる気のない武器を持った人々など、人間サイドにも問題は多々ある。

ここまでに大雑把な作品はお目にかかれないのでサメ映画好きやクソ映画好きは必見。
ひらもち

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