すがり

亜人のすがりのネタバレレビュー・内容・結末

亜人(2017年製作の映画)
1.8

このレビューはネタバレを含みます

この映画以外に亜人は知りません。

レビューでも感想でも無くて愚痴です。
読むと気分を害するおそれがあります。






一言で言うとしょうもない映画。

亜人から出てくる粒子がどうこうってやつはなかなか格好良かったし、アクション自体も動きを大きく見せてくれるところは楽しめる。

何がいかんかったかって、やっぱり制作に対する不信感だな。

キャラの動きで呆れさせちゃあ駄目なんですよ。
佐藤の第一waveでSATが対決する時に
「殺し続ければ復活しない」みたいなことドヤってますがどうしてそのまま即座に拘束しないのか。
殺しながら移動してどうする。

こういう映画って一度でも何かに呆れたら普段は気にしないような所でも一気に看過出来なくなって何も楽しめないんですよ。
研究のリセットで日本においていちいち銃で撃つのはおかしいでしょ、とか。
とっても勿体ない。

麻酔にしたって効力にラグがあるなら殺してリセットしてから打てば良いでしょう。
リセットにもラグがあるんだからまず殺せばこちらが有利なのに先に麻酔打つんだもの。
そもそも何で麻酔何だよ電気ショックでもして失神させた方がリセットされないし使いやすいだろ。
最後使ってたじゃないのさ。


ガスを盗む攻防だって切断された手が入ったバッグ何て中身確認したら気持ち悪いんだから閉めとけよ。
閉めといたらバッグの中で復活して、でもサイズ足りないからそのままぐちゃぐちゃになって、そこでまた復活した瞬間死んで、みたいのを繰り返すんだろうか…?


亜人の幽霊の存在を仲間と共有してるんだから佐藤も出して襲ってくるって共有しとけよ。
全員無防備すぎるよ。

最後氷漬けにしたのに何で破砕しちゃうんだよ。
そのまま保管しろよ。

途中加わった頭悪そうな亜人の二人はあれで存在を隠して今まで生きてたって無理があるだろ。
いの一番に犯罪して実験体になるタイプじゃん。
まあ佐藤の影響でネジ外れちゃっただけかもしれないけど…。

あと台詞回しが微妙すぎるよ。
シーンごとには良い事言ってそうな雰囲気出してるけど前後のつながりで聞くと妙にちぐはぐしてて、別々の紙の内容のつぎはぎで脚本作っているかのよう。

それにしても世界で40〜程度しか確認されてない亜人が日本に多すぎるのでは。
実のところ未確認も含めたら人類はもう半々かもね。
そういう亜人に対する謎、例えばリセットしても死に続ける状況に置いたらどうなるのかとか、肉体として成長するみたいだけど老化は起きるのかとか、
そういう事を確認するために原作覗いてみようかなという宣伝映画としてはまあまあ良かったのかも。

そう考えると映画内で何十年間も一体何研究してたんだよ、再生速度の個体差だけかよ。


それから演出でニュース映像入れてくる映画、邦画洋画あるけど嫌いだね。
冒頭だけとか、ドキュメンタリーなら良いけど、今作のやつなんかほとんど尺稼ぎの手抜きに近いと思う。
観客が既に得ている情報を何故新たに妙ちくりんな映像で確認されなくてはいけないのか。
すがり

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