ミート

ある殺し屋 KILLER FRANKのミートのレビュー・感想・評価

ある殺し屋 KILLER FRANK(2015年製作の映画)
4.0
わりと好きな作品です。名脇役William Forsytheの上手さが光ります。そしてBianca Hunterが慈愛満ち溢れる相手役を演じます。日本では二人ともあまり知られていない役者さんですが、とても良い味。

ストーリーを追うのは簡単なのですが、主役とは別のThomas ”Tom” Edward Sizemore Jr.が演じる「孤児院の施設長」のモノローグ(インタビュー?)のような形態をとっている(しかも時代と年齢が会わないのです。古いラジオからのアナウンスも入り混じるし。おそらく時空を超えているというのが正解。)ので、とてもわかりにくい。これは監督の作風なのでしょう。組織の悪者を演じる俳優さんが皆イタリア系っぽいので何となくイタリア映画風です。

原題は”Laugh Killer Laugh"です。多分「笑う殺し屋の笑い」と訳すんでしょうね。この場合のLaughは動詞ではなく、名詞の形容詞的な使い方なんだと思います。同格ですよね。日本人には馴染みのない英語なので、今作では上手い邦題となっておりますね。

切ないけどコミカルなストーリー展開です。殺し屋系が好きな方は是非。
ミート

ミート