gengeng

光のgengengのレビュー・感想・評価

(2017年製作の映画)
4.5
とある理由で集中力切れ切れになってしまったのですが、めちゃくちゃ良かったです!!!
寝付けない時、目が見えなくなる想像をして映画もTumblrもできなくなってしまう絶望感からかなりピンチな状態になってしまう。こうなると寝付けなさがヤバくなるので、大量のコーギーの赤ちゃんに襲われる状況を想像して払拭してたんですね。でも、この映画で幾分かそういう気持ちが和らいだ。

というのもこの映画は、バリアフリー映画の音声ガイドと視力を失いかけているカメラマンの話なのである。自分の抱えていた問題とか相似している。助かる。バリアフリー映画というものの存在があることを知って、バリアフリー界の広さよ、という気持ち。知らないことだらけだけど、ちゃんとやってんな!!すげー!!という感心感。MacやiPhoneのアクセシビリティ機能を存分に発揮しているのも見られるので中々良い。

目が見えないということは百聞は一見に如くので、カメラマン友達の撮った写真を説明させ言い淀むシーンは、来るものがある。言葉による描写の洗練され具合が求められる。その人がどこまで深く考えぬいているかが言葉に浮き上がってくるので付け焼き刃のコンセプトや込めた想いの浅さは、脆く簡単に崩れる。身に覚えがありすぎ!
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