TakeshiNara

光のTakeshiNaraのレビュー・感想・評価

(2017年製作の映画)
4.0
音声ガイドを仕事としている美佐子は、試写モニターとして参加していた雅哉に厳しい指摘を受ける。カメラマンでありながら視力が徐々に失われていく雅哉と幼い頃に父親が失踪し今は認知症を抱える母親を田舎に残している美佐子。ふたりは衝突しながらも距離を縮めていくが…

カメラのレンズには光の量を適正にコントロールするために絞り羽根がついていて、絞ると光の通る道が小さくなりカメラのセンサーに入ってくる光の量が少なくなる。
さまざまな問題を抱えて光をうまく取り込めなくなったとしても、どんなに少なくとも届く光はある。

狭い画角でアップ中心からの夕日が美しい。
作品の中で音声ガイドを作成している映画が流れるのもポイント。
上映館少ないのがもったいない。
TakeshiNara

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