カズザク17

光のカズザク17のレビュー・感想・評価

(2017年製作の映画)
3.0
見えていた物が見えなくなってくる…それが「目」が生命線のカメラマンだと尚更辛い。少しだけ見えていた物が、最後の最後には全く見えなくなる…その瞬間の恐ろしさ、虚しさが映画を見ている側にも伝わってきた。視覚障害者向けの音声ガイド制作の仕事…見えない人に、見えている人が見えている物を、言葉で伝えることの難しさを理解する。言葉を知っている、文章表現に優れている等、国語力だけではない人間の内面的な物…心、感情の大切さを痛感する。とは言うものの、映画としては全体的に掴み所のない内容、流れだったように思う。