母 小林多喜二の母の物語のtakaumihiraのレビュー・感想・評価

戦前、息子多喜二をなぜあそこまで信頼し応援出来たのか。多喜二はなぜ弱者に寄り添い活動を続けられたのか。映画では描けていないところに多くの物語がまたあるのだろう。自分の時間が持てる、勉強できる、社会のために活動できることがいかに尊く、何者にも侵すことのできない権利であることか。低予算感が半端じゃなかったが、一つひとつ丁寧に母セキの一生が描かれていた。22