Toineの感想文

ライク・ア・キラー 妻を殺したかった男のToineの感想文のレビュー・感想・評価

3.2
【愛がいつの間にかお互いを傷付けあう関係へ】
ヘイリー・ベネットさんお目当てで鑑賞いたしました。
可愛すぎて発狂♡大好きです♡♡

冒頭、映画館で上映される作品「バターフィールド8(1960)」で作中の年代が把握できる演出はとっても好みでした。
ちなみに「バターフィールド8」好きです。
というか主演のエリザベス・テイラー様が素敵。

パトリシア・ハイスミスの同名小説を映画化したというこちらの作品。
決して悪くはないのです。
60sの街並み、ファッション、主人公の自宅の内装が素敵。
美女キャスト含めてビジュが大変よろしゅうございます。
が、起承転結どの部分も終始淡々としすぎている点が気になりましたし劇中劇を観ているかのような違和感で嫌な予感がしながらのラストが夢オチくらい苦手なやつだったので個人的に凄く残念です。
えっ!その締めくくり方で良いの?本当に??
その後何かしらをひっくり返して下さいますよね?
って思いました。
ひとりで頭の中で何回も確認したw
エンドクレジットを観ながら少し期待したけれど結局何もひっくり返らなかったしあのオチは観た瞬間に力抜けましたー。

だけど女性キャストは本当に素晴らしかったです。
ヘイリーさんは勿論、ジェシカ・ビールさんの旦那さんをうんざりさせるメンヘラ演技もめちゃめちゃ良かったです。
毎日毎日あんなんされたら魂削られるしメンヘラが感染りそうw
夫婦間の共依存劇場は見所なんじゃないかなと思いました。