塚本

gifted/ギフテッドの塚本のレビュー・感想・評価

gifted/ギフテッド(2017年製作の映画)
2.8

この物語の天才少女はうちの二男と同じ、小1って設定なんです。
まぁ、俺の子が彼女みたいな、ズバ抜けた才能があったとしたらですよ、、まずは奨学金でハーバードやらケンブリッジやらマサチューセッツ工科大やらに飛び級でぶっ込んで、その先はアップルだのグーグルだの…なんかグローバルでリッチ感満載の企業に就職させといて……タカリますな。ぶら下がりますな。

もうこれで、老後の心配はこれっぽっちもありませんぜ、イッヒッヒ٩( ᐛ )و…みたいな。

…しかーし、このドラマの親御さん(叔父さんやけど)は、そんな浅ましいことは、これっぽっちも考えちゃおりません。いくらお姉さんの自殺というトラウマが在っても、です。

子供は子供らしく“普通に”成長して欲しい、いやそうあるべきだ!という信念の下、トレーラーハウスもどきの粗末な家に住まい、ブルーカラーの低所得者である己を恥じることもありません。

まさに親(叔父さんやけど)の鑑!!

逆立ちしても俺には真似できないことです。
まぁ、そんなキャプテン・アメリカでも“大人のまったりした、ひと時"をぶち壊しにされると、やっぱ怒るんですな。
『5分でいいから俺の時間が欲しい!』と思わず本音ポロリのキャプテン・アメリカ…

個人的にこのシーン、ちょっぴり溜飲が下がりましたよ。

も1つツボだったのは、ガキの描き方ですね。
天才でも凡才でも、ガキはあんな感じです。
こちらが無防備な時に限って、重力を無視した動きで飛びかかって来やがる。
そして全ての関節を外したようにクネクネとこっちの体にまとわりついてくる。


…全体的にヌルい映画でしたが、子役の巧さと、『(ここぞ!という←ここ大事)エッチを邪魔されると誰だって怒る』…をキチンと描いていたので、そこは評価したいと思います。

…全然感想になっとりませんな^^;
塚本

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