こしあん

家庭生活のこしあんのレビュー・感想・評価

家庭生活(1971年製作の映画)
4.7
イギリスの郊外に暮らす「普通」の親と「病気」の娘。こんなはずじゃなかった。と思うけれど、どうにもならない。愛しているのか、殺しているのか。どうすれば良いのか分からなくなっていく。
両者の前提があまりにもかけ離れているため、重なることはなく、すれ違っていく。その様を淡々と描いていく。
ケン・ローチの洞察力と構成力には凄みを感じる。
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