不景気にあえぐイギリスの若者の閉塞感ただよう日常を切り取ったような映画。全編モノクロ。
これも原作あるらしい。
他のケン・ローチの映画のような明確なストーリーラインや起承転結はなく、ミックの悶々とした日常を垣間見るようだった。
ドン底まではいかないものの、経済的余裕なく、どうにかしなければという焦燥感は空回り、鬱憤を晴らすためにパブへ行きサッカーを見る。
貧困層一歩手前、出会ったカレンに思いを寄せるもイライラはおさまらず、不器用さは変わらず、二人の恋愛模様にシフトしていくが、彼女の家庭もギクシャクしていて…
まあ、緊急性のない絶望や環境に抗いながら毎日を生きていくことしかできない若者の姿なんだろうなぁ。
わりとペースがまったりなのでそれを耐えないといけないやつ。