アキラナウェイ

ブラック・ビューティーのアキラナウェイのレビュー・感想・評価

ブラック・ビューティー(2016年製作の映画)
2.7
あけましておめでとうございます。
三が日、なかなか余裕がなくて、映画からもFilmarksからも離れていました。

で、突然ですが。

毎日レビューするの、やめます。

ここ何年か、ずっーーと毎日レビューする事だけは欠かさずやってきましたが、映画を観るペースとレビューを書くペースの均衡が崩れ始め、徐々に睡眠を削ってまで映画やレビューの時間を捻出するようになり、この年始の機会に、映画やFilmarksとの距離の取り方を改める事にしました。

元々、誰に約束した訳でもないマイルールですから。別に宣言する必要もないっちゃないんですが、毎日書いていた人間がここに現れなくなると、ほんの何名かの人はもしかしたらご心配などお掛けするかとも思いまして、ここに記す事にしました。

僕は元気です。
あ、嘘です。
ちょっと昨日今日辺りに喉の違和感と倦怠感があったのでPCRを受けてきました。発熱はないんですけどね。元旦まではアホかという程飲んだので、体調不良と二日酔いの区別が付きにくいのが難点です。

という事で、これからは気ままにレビューを書いたり、皆様のレビューを覗きに行ったり、コメントを残したりします。ほぼ毎日レビューかも知れないし、殆ど現れないかも知れない。世の中何が起きるかなんて予測不能なので。一先ず、無理のない範囲で映画やFilmarksや何より皆様とお付き合いしていこうと思います。今年は何本観るのかもテキトーで。観たい作品を観たい時に観ていきます。そんな事でもいいよ!という心の広い方は、今年も何卒宜しくお願い致します。

前置きがめっちゃ長くなりました。

我が愛しのマッケンジー・デイヴィス目当てに観たけど、最後の方は意味不明。日本では劇場未公開なのも頷けるかも。

スリラー映画やビールのCMで売れ始めた女優ベス(ケイトリン・フィッツジェラルド)と同じく女優でありながら、売れていない親友のアナ(マッケンジー・デイヴィス)は、アナの叔母のコテージを訪れる。やがて嫉妬や憎悪が彼女達の仲を狂わせ始め—— 。

冒頭、ベスのアップで始まり、監督や演出家の男達が、脱げだの何だの言っているシーンは良かった。映画界に於ける女優のセクシャリティに一石を投じたかったのであろう。その心意気は良い。でも、投じたまんまやないか。映画として、この脱ぐ脱がない問題が全く回収されないまんまなのはよろしくない。

次にアナのアップが同様に映し出され、迫真の演技を見せたかと思いきや、ただ車の修理に対して文句を付けているだけ、というベスとの対比。

アナの方が演技力はあるのに、ベスだけが成功し、男性からもチヤホヤされるという構図。それが冒頭からよく描き出されている。

…んだけど、後半になる程に失速気味に。

ラスト30分。
スイッチングする2人。
ベスと呼ばれ、ベスのようなメイクと服装のアナ。そして、その逆のベス。
しかし、ベスはアナに殺された?
つまり
まーぼーろーしー(IKKOさん)?
しかし、第三者がアナを見てベスと呼んだ事を考えれば、実は殺したのは逆?

はい。
意味がわからないし、考察したいと思う程の深みがない。

そもそもアナの性格からして、ベスみたいな、人の顔色を窺って"いい子ちゃん"ぶるタイプは大嫌いでしょうよ。そんな2人が親友になんてならないし、避暑地に2人で旅行なんて行かんでしょうよ。

っっーー事で。
年始に何とも歯切れの悪い作品で申し訳ない。

この作品の事は嫌いになってもマッケンジー・デイヴィスの事は嫌いにならないで下さい。