群青

ジャッキー・チェン ドラゴンへの道の群青のレビュー・感想・評価

2.0
セガール出演18作目。


今作はタイトルを見たら分かる通り、ジャッキー・チェンがどのようにしてスターになったかを見せていくインタビュー映画。時期的にはラッシュ・アワー2公開時です。


ジャッキー・チェンはアクションを盛り込みながらコメディがあるのがいいですよね。

その生まれから始まります。サウンド・オブ・ミュージックが好きだとか意外な面があった。
憧れのブルース・リーとの共演の感想や1975年にジョン・ウーと映画を作っていたとか。マーシャル・アーツの歴史という作品でも語られていたが、ブルース・リーがグリーン・ホーネットテレビ版をやっていたとは…


やはりブルース・リーという伝説からいかにしてジャッキーがスターになるかが焦点となる。マーシャル・アーツの映画といえばブルース・リー。彼の死去に後継者がたくさん出てきたがそれはどれもブルース・リーの模倣でしかなかった。香港でもジャッキー・チェンを後継者にしようと思っていたがジャッキーはブルース・リーの代わりはないと思い別の方向性を考える。
それがあのコミカルなマーシャル・アーツにつながる。ジャッキーの作品はどれを観たかわからない程度に幾つか見ているがどれもシーン単位で見ても面白い。
ってかなぜセガールシリーズでこれを書くとは笑 逆だろう笑

彼のコミカルの原点はやはりというべきか、気付くべきだったのに気付けなかった。恥ずかしい。チャップリン、ハロルド・ロイド、バスター・キートンなどのサイレント映画に多大な影響を受けている。

1980年にハリウッド進出したがそこでは通用せず。ブルース・リーの死後、マーシャル・アーツの流行が終わってしまったのだ。入れ替わるように80年代に人気になるのが、ランボーやコマンドーなどのド派手アクションだった。

繋がった!アクション版その時歴史が動いたを見たようだ!笑

しかしジャッキーは血湧き肉躍るアクションはあまり好みではなかった模様。血なまぐさいから。スタローンに対してもロッキーは素晴らしかったと語っていた。

続いて出演したキャノンボールという映画では脇役で(しかも日本人設定)で苦戦したがNGシーンが好評。自分の作品で使うようになる。なるほど!初めて知った!キャノンボールにも興味を持てるようになった。彼といえばNGシーンでもあるし。
キャノンボールの役に失望して香港でスパルタンXを制作する。サモ・ハン・キンポーやユン・ピョウなどとのコラボでどんどん人気になる。キャノンボールの屈辱が彼のバネになったんだなぁ。

その他、スタンドは本人でなるべくやるという方針で協会を作り、スムーズに映画を製作できるようにしたりとか。
何気に問題作実写版シティハンターがちらりと映ったり笑

リーサル・ウェポンというアクションコメディがハリウッドでジャッキーを受け入れる基盤になったり、とこぼれ話も多数ありました。


これを観て思ったのはジャッキー・チェンは常に挑戦を忘れずそして、ハリウッドに対する情熱が並々ならぬものだったということ。すごいなぁ。セガール出演作を見るために観てたのにジャッキーすげえってなりました。いやーほんとすごい。



そしてそして、肝心のセガールは⁉︎

今か今かと待っていたら!序盤に!

ラッシュ・アワー2プレミアでのインタビューで



『うん。ジャッキーとは30年来の友達なんだよ。』







だけ!!!まじかよ!笑
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