ねこねここねこ

3時間/THREE HOURSのねこねここねこのネタバレレビュー・内容・結末

3時間/THREE HOURS(2015年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

ストーリー全体はまぁまぁよく考えられてたと思うけど、細部が雑なので途中で黒幕が誰か丸わかり。
赤ちゃんの痕跡を消すほどの権力を持っていて鼻からこの赤ちゃんをターゲットにしてる人と言えば赤ちゃんの父親である議員しかいない。それにしても議員の奥さんのお腹はフェイクなの??

まぁ何よりヒロインに共感できない。
まず、ヒロインの母親の友人にしか見えないくらい老け顔だし、もう少し美人のキャスティングできなかったのかな。
あと頑張ってるんだろうけどアクションにキレがない。しかもいきなり骨折させたり盗みを咎めた市場の男性を半殺しの目に合わせたり、ネットカフェの主人を撃ったり、やり過ぎ。なんでネットカフェの娘たちが彼女を信じたのかも謎。
そしてなんでも赤ちゃんのことを言えば他人が無料で善意で協力してくれて当然だという態度もどうかと思う。タクシーも強奪したし、追ってきた警察に武器とヘリを貸せと脅したり、無理過ぎる。
そして迷路のような道を彼女が迷うことなく進める不思議。

彼女に赤ちゃんがいるんじゃないかと考える婦警ももう少しなんか活躍してするのかと思いきやそうでもなくて尻切れトンボ。
最初に子供を誘拐された夫婦は誘拐から3ヶ月も経ってるのにまだ子供がアジトにいたという不思議。それならもっと他にも誘拐された子供がいそうだけどいない。

キャスティングを変えてこの辺の雑さをもう少し整合性のあるように丁寧に作れば良かったかな。

まぁ暇つぶしにはなったよ。
一応ハッピーエンドだしね。