ストーリー:★★★★★★★★★★
キャラクター:★★★★★
映像:★★★★★
音楽:★★★★★
劇場版『名探偵コナン』シリーズ第21作目。
2017年邦画興行収入ランキング第1位を獲得したというだけあって、メチャクチャ面白かった!
今回の映画は、遠山和葉と大岡紅葉のかるた対決と「そのミッション、インポッシブルでしょ」ってぐらいのアクションの2つが見どころだった。
まずはかるた対決。
本作から初登場した紅葉の勝ち誇ったようなキャラと負けん気の強い和葉の、人間関係としては最悪の、でも物語としては最高の相性の2人による、服部平次の取り合いを通した白熱のかるたバトルは観ていてすごく楽しかった。
素質はあるけど大会経験のない和葉が、かつてのクイーンである服部の母・池波静華からの手ほどきを受けて強くなっていく過程も面白くて、『ちはやふる』(2008-2022)を彷彿とさせるから、ここだけスポ根感ある(笑)
そして、ド派手なアクション。
特に、前半のテレビ局の爆破からの脱出と、終盤の決勝戦の会場の倒壊からの脱出は、『ミッション:インポッシブル』シリーズ(1996-)のトム・クルーズかってぐらい無理ゲーで笑っちゃうんだけど、そこがまた劇場版ならではのスケールで興奮したわ。
あと、真犯人の殺人の真相も心痛む設定で印象的。
てか、コナンにおける殺人犯って大体“思い込み”で凶行に及んでいる気がするけど(笑)
そんなわけで、ミステリーとアクションのバランスがよくてとても楽しめたのでオススメしたい映画だった。
今回はコナンや服部もさることながら、和葉が主人公級の扱いで、紅葉とのわかりやすい対立構造をもってきたのがよかったと思う!