傑作ドキュメンタリー『いのちの食べかた』のニコラス・ゲイハルター監督が、世界70ヶ所以上で廃墟の姿を捉えたドキュメンタリー。
これは凄いわ。
ナレーションも、文字による解説も、音楽も一切なく淡々…
「廃墟」と聞いて想像する風景の連続ではあるが、「ここに一人ひとりの生活があり、それが奪われて建物だけが遺された」ことを頭に浮かべつつ見ると胸にくるものがある。
その場所がどこなのか、なぜこのような状…
音無し、ナレーション無し、聴こえるのは廃墟を取り巻く自然音のみ。そして画面を延々と占拠する廃墟…私には最高でした。
なんで遺棄されたんだろう、どうして放置されたままなんだろう。そんな景色がとにかく…
たしかにそこには人の営みがあった筈なのに。
ある場所から人が消える。
理由は政治的なことだったり、経済的なことだったり、災害だったり、いろいろだろう。
ただ、大抵はあまりポジティブな理由ではない。…
様々な廃墟の映像をナレーションも、BGMも無くただ流し続けるだけのドキュメンタリー作品。
映し出されるのは人間の姿が一切ない廃墟の映像だから「核戦争とかで人類が滅んだ後の世界ってこんな感じなんかな…
Nikolaus Geyrhalter Filmproduktion GmbH