逃げるし恥だし役立たず

ミッドナイト・エクスプレスの逃げるし恥だし役立たずのレビュー・感想・評価

3.5
社会派の傑作。映画が社会を変える事もある。主人公(ブラッド・デイヴィス)には同情出来ないが、脚本のオリヴァー・ストーンは賞賛に値する。
当時のトルコの暴力やホモセクシャルが横行する刑務所の実情を描く中で、冗長に流れる刑務所のシーンは絶望感を演出しており苦にはならない。それどころか主人公の焦りを呼んでラストまでの布石となっている。ラストシーンも良い。
スーザン(アイリーン・ミラクル)との面会で裸を要求するところもリアルで面白い。