きぃこ

Don't Blink ロバート・フランクの写した時代のきぃこのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

講壇で人生哲学はあるかと問われれば「あるもんか」と即答し、映画撮影陣にも頻りにカメラを向け、屈託なく笑い……どうやら私は作品だけでなく、人柄にまでやられてしまったようです(笑)。

映画だからと無理にストーリーを組まず、何よりも本人の意志を重んじ、作画や音楽まで映画を極限まで彼自身に近づけようとした制作陣にも心動かされました。

渋谷Bunkamuraのロビーに掲示された日本向けメッセージには、この作品の存在を喜ぶご本人の言葉が綴られ、私までホッと胸を撫で下ろす心地に。片手でさっと小さなカメラを構える姿が、帰宅した今も目に焼きついています。
きぃこ

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