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警視庁物語 十代の足どりのhummingbirdのネタバレレビュー・内容・結末

警視庁物語 十代の足どり(1963年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

22作目。多摩川で10代の少女の遺体が見つかる。63年、モノクロ、シネスコ。

少女の足取りの捜査から、当時の高校生や大学生の風俗が描かれる。「17歳以下(=高校生)というと、みんな終戦後に生まれたわけだね」というセリフあり。

流行りはスケート、ボウリング、ボクシング(山本麟一のボクシングが面白い)。昼間から旅館に集まって花札をしている若者もいる(これらの若者像がどの程度現実に即してるのかが気になる)

オープニングで、現場に走っていく記者の動きを追っていくと、神田隆が登場し、続いて他の刑事と目撃者まで紹介してる部分が手際よい。電車と俳優のシーンが4つ。ラストはなんと前半に伏線あり。

監督は「ウラ付け捜査」の佐藤肇。今作も演劇みたいな長回しと叙情が特徴でしょうか。

容疑者の大学生に砂塚秀夫(学生服姿)。東宝の専属だと思っていた。とんだ不良で新鮮。
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