さとり

天使のいる図書館のさとりのネタバレレビュー・内容・結末

天使のいる図書館(2017年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

図書館司書として利用者と接する
吉井さくらのコミュニケーションはどこか説明的でまるでロボットが知識を語るよう。
オススメする図書を探すレファレンスサービスでは個性的な図書ををお渡しする。決して人間関係が苦手ではなくむしろ熱意のある姿勢に好感を持てた。年配の女性のために写真の手がかりとなる神社にあちこち足を運ぶことは至難だと思う。さくらが神社をかけめぐり祈願を果たせずに他界した祖母とは対照的に一人の利用者の死の間際にさくらの感情が揺れ動いたのは間違いない。両親が伝えるようにさくらはとても優しい。そして、真面目。
それがこの映画の魅力に思えた。
ラストは白い風切り羽が落ちる演出で青春を感じさせた。先生や祖母が空から見守ってくれてるのかもしれない。
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